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祝・100億!

100億突破おめでとうのケーキ(食べたかっただけ)

news.yahoo.co.jp

THE FIRST SLAM DUNK興行収入100億円突破!おめでとうございます!!真摯にものづくりに取り組んだひとたちがちゃんと評価されてることがうれしい。

 

前日夜に「何かせねば…!」の気持ちに駆られた結果がこれです。

私自身、同じ作品をこんな風に見比べることがなかったので、参考にして下さる方がチラホラいてくれて嬉しい。新宿は流石の立地なのでまだまだ盛況のようです。川崎チネチッタでロングラン上映をしてくれれば、そのぶん地方の遠征民たちにチャンスが生まれるので……ッ!!ほんっっとに推しコンテンツなら一度は体感して欲しい……!!みんな是非行ってください。毎週月曜にスケジュールが出るので参考にしてね。

あと10ヶ月ぐらい上映してもらえんか〜〜〜!??!?
 
とりあえず9回観ましたが、やめ時がまだ見えてこない。この2ヶ月の間スラムダンクのことを考えなかった日が1日もないんですけど、今までどうやって生きてたか思い出せない(※めっっちゃ元気にオタクしてたよ)
 


 これだけの盛り上がりを受けて、改めて作品の良いところを考えてみると、この山王戦を「努力・友情・勝利」のジャイアントキリングだけに留めず、少年の葛藤と、彼が救われていった過程の末に掴み取った勝利であること。それが丁寧に描写されている脚本が、結局1番響いてるんじゃないかな〜と感じます。

 

 多くの人にとって、部活だけが人生だなんて事はほとんどなく、大抵は普通に卒業して、普通に働いて、日常を送っていく。でも人生は複雑で、時には傷付いたりして、そういう傷をちょっとずつ誤魔化したり逆に抉ってみたりしながら我々は生きている。そういう弱さに直面することって、生きてたら絶対あって。
 この映画では宮城の不器用な、そのまんまの生き方が描写されていて、観ている誰かの弱さにやさしく寄り添う脚本になっている。その穏やかなやさしさが宮城以外キャラクターにも伝播して、やがてチームとしての勝利にたどり着く。私はそこがすごく好きです。

 


 もちろん試合描写だけでも十分アツいし楽しいけど、私が生きて、迷って困っているとき、そこから一歩踏み出そうとするとき、きっとこの物語がそれを後押ししてくれると思う。 


 これこそ50代の井上雄彦が『今』やりたかったことそのものだろうし、ファンはそれをちゃんと受け取ってますよ!って全力で言いたい。言いたすぎてつい伏せったーに書き散らかしてしまう……!100億稼げば流石に伝わってるかな。だといいな。



 ある作品の中で、「物語は虚構だけれど、そこから発生したあなたの感情は本物だよ」みたいな台詞が出てくるんだけど、誇張抜きで創作物に命を救われてきたオタクだから、流石にぼろぼろ泣いてしまった。 
物語に傾倒し、価値を見出し、「生きていくための力」に変えることは、大昔から何も変わらないことなのだと。ヒトのもつ創造力から生まれた、ごく普遍的な営みなのだと。THE FIRST SLAM DUNKの中にも、そういう「生きていくための力」に変換できる強度を感じています。

ここまできたら応援上映もやってほしいですね〜〜〜まだまだ味わい尽くしていきたいです。東映さんは早く劇伴売ってもろて!!!!

 

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