ひさろぐ分館

分けて書きたい用

「はじめての繭期」の歩み

いつ何やったんだっけってなりがちなので、自分用にまとめたやつです

 

 

「はじめての繭期」とは?

演劇「TRUMPシリーズ」のYouTube無料上映会。毎年やると思われがちですが一応不定期開催。主に新作公演の上演に合わせて開催されています。「公演に行くつもりだけど予習したい」という人にぴったりの企画!毎回キャストや繭期たち(ファンネーム)が上演当時の思い出を共有したり、胡乱なネタツイで茶々を入れたり、夜中の情報解禁に情緒をくちゃくちゃにされたりと、ちょっとしたお祭りになっています。

怖いところじゃないので気軽に楽しんでってね!と言いたいところですが、例年「アーカイブ・休憩なし・平日連夜ぶっ続け」とかいう社畜にはだいぶ厳し目の設定。寝落ちしちゃったよ冒頭しか見れないよという場合は、素直にDMMかdアニを利用しよう!

 

2018年

はじめての繭期2018
8月5日(日)~7日(火) 20時スタート
https://natalie.mu/stage/news/293581

 

上映作品:
第一夜 Dステ版「TRUMP -REVERSE-」
第二夜 「SPECTER」
第三夜 「グランギニョル」


記念すべき第1回。初めての「はじめての繭期」。8月25日開幕のミュージカル「マリーゴールド」の上演に合わせた企画。

 

 

2019年

はじめての繭期2019
4月13日(土)~4月16日(火) 20時スタート
https://natalie.mu/stage/news/327561

 

上映作品:
第一夜 Dステ版「TRUMP -TRUTH-」
第二夜 「SPECTER」
第三夜 「グランギニョル」
第四夜 ミュージカル「マリーゴールド」


3月29日開幕の「SPECTER(再演)」に合わせた企画。同年5月11日からは新作「COCOON 月の翳り星ひとつ」が2本立てで上演された。

 

 

2020年

はじめての繭期2020
7月11日(土)~15日(水) 20時スタート
https://natalie.mu/stage/news/327561

上映作品:
第一夜 「TRUMP -TRUTH-」(2015年・NU版)
第二夜 「グランギニョル」
第三夜 「SPECTER」
第四夜 ミュージカル「マリーゴールド」
第五夜 コンサート「繭期夜会」(2018年)


7月19日開催「TRUMP series 10th ANNIVERSARY FINAL『繭期大夜会』」を記念して行われた企画。NU版TRUMPが上映された唯一の回。コロナ禍でのお家時間が増えた時期でもある。コンサート「繭期夜会」も初めて上映され、ライネスが合唱曲であることが新規勢にバレた。

 

第五夜(最終日)には新型コロナの影響によるミュージカル「キルバーン」の中止、その代替案として音楽朗読劇「黑世界」の上演&鞘師里保カムバックが発表され、夜中のTLがしっちゃかめっちゃかになる。

末満健一のTRUMPシリーズ最新作「黒世界」に鞘師里保、コミカライズも(コメントあり) - ステージナタリー

 

 

2021年

はじめての繭期2021
10月20日(水)〜27日(水)  20時スタート
https://news.ponycanyon.co.jp/2021/10/61342

 

上映作品:
第一夜 Dステ版「TRUMP -REVERSE-」
第二夜 「SPECTER(再演)」
第三夜 「グランギニョル」
第四夜 ミュージカル「マリーゴールド」
第五夜 「COCOON 月の翳り」
第六夜 「COCOON 星ひとつ」
第七夜 音楽朗読劇「黑世界 雨下の章」
第八夜 音楽朗読劇「黑世界 日和の章」

 

シンプルに多い。

ちょっと考えたら分かるが、2時間半の演劇を8日間連続で観るのは狂気の沙汰である。普通に体に悪い。繭期にも用法容量があると身に沁みた回。最終日に新作ミュージカル「ヴェラキッカ」とキャストが発表され、末満氏による手書きの(超雑な)人物相関図が話題となった。スクショ残しておくんだった。

TRUMPシリーズ最新作「ヴェラキッカ」、「はじめての繭期」最終夜にキャスト発表会を配信 - ステージナタリー

TRUMPシリーズ最新作「ヴェラキッカ」主演は美弥るりか、共演に松下優也・平野綾ら - ステージナタリー

 

 

2022年

実施なし

 

2023年

はじめての繭期2023
4月3日(月)~7日(金)  20時スタート
https://natalie.mu/stage/news/518488

 

上映作品:
第一夜 Dステ版「TRUMP -TRUTH-」
第二夜 「SPECTER(再演)」
第三夜 ミュージカル「マリーゴールド」
第四夜 音楽朗読劇「黑世界 雨下の章」
第五夜 音楽朗読劇「黑世界 日和の章」

 

4月15日開幕のミュージカル「新約LILIUM」に合わせて企画された為か、ソフィ・リリーの2人にフォーカスしたラインナップとなった。最終日には謎の特報映像が流れ、高貴なおくるみに包まれた赤子とそれを抱くやんごとなきフリフリ袖の持ち主への推察でTLが阿鼻叫喚になった。

www.youtube.com

 

はじめての繭期2023 SUMMER
8月4日(金)~8日(火) 21時スタート
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001648.000031071.html

 

上映作品:
第一夜 Dステ版「TRUMP -REVERSE-」
第二夜 「SPECTER」
第三夜 「グランギニョル」
第四夜 「COCOON 月の翳り」
第五夜 「COCOON 星ひとつ」

 

「今年のはじ繭は5本でおわりか〜」と余裕ぶっこいてたら後半戦がありましたというオチ。直前の8月3日まではこの企画もあったため、ステの審神者がシームレス繭期漬けになった回。一部のファンからは「短期間で浴びていい摂取量ではない」とクレーム大好評だった。

また、最終日にはTVアニメ「デリコズ・ナーサリー」が正式に解禁され、年表既出タイトルの中で最も上演に遠いと思われていた「ダリの子育て奮闘記」がお出しされることが確定する。

末満健一「TRUMPシリーズ」がテレビアニメに!「デリコズ・ナーサリー」制作決定(コメントあり / 動画あり) - ステージナタリー

 

 

2024年

TRUMPシリーズ15周年記念上映祭 劇場版 はじめての繭期
5月17日(金)〜6月30日(日)
https://news.ponycanyon.co.jp/2024/05/98222
全席指定:2,500円(税込)

上映作品:

【東京・大阪】
5月17日(金) 第一夜 Dステ版「TRUMP -TRUTH-」
5月18日(土) 第二夜 「SPECTER(再演)」
5月19日(日) 第三夜 ミュージカル「ヴェラキッカ」
6月14日(金) 第四夜 「COCOON 月の翳り」
6月15日(土) 第五夜 ミュージカル「マリーゴールド」
6月16日(日) 第六夜 「グランギニョル」

【名古屋】

6月21日(金) 第一夜 Dステ版「TRUMP -TRUTH-」
6月22日(土) 第二夜 「SPECTER(再演)」
6月23日(日) 第三夜 ミュージカル「ヴェラキッカ」
6月28日(金) 第四夜 「COCOON 月の翳り」
6月29日(土) 第五夜 ミュージカル「マリーゴールド」
6月30日(日) 第六夜 「グランギニョル」

 

いつものyoutubeではなく、東京・大阪・名古屋の映画館で実施された。2023年4月の新約LILIUMに始まり、7月にはアニメ、9月からは新作「マリオネットホテル」の上演が控え、12月にはコンサート「繭期極夜会」が予定される。シリーズ15周年を飾る企画満載の年となった。

 

 

2025年

はじめての繭期2025
9月2日(火)~6日(土)  21時スタート
https://natalie.mu/stage/news/518488

 

上映作品:
第一夜 ミュージカル「ヴェラキッカ」
第二夜 Dステ版「TRUMP -REVERSE-」
第三夜 ミュージカル「マリーゴールド」
第四夜 ミュージカル「新約LILIUM」
第五夜 音楽朗読劇「黑世界 雨下の章」

 

5年越しの上演となる、9月13日開幕ミュージカル「キルバーン」に合わせた企画。ヴェラキッカ・新約LILIUMの2作が初めて上映対象となり、従来の上演順ではなく時系列順になっている点もユニークな回。

TVアニメ放送後の初開催でもあったので、「アレを観た後にこんなもん観せられてどうすりゃいいんですか?」となる人が居たとか居なかったとか。かわいそう。

 

2026年

はじめての繭期 –音楽配信アルバムリリース記念–
9月16日(水)  21時スタート
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002254.000031071.html

 

上映作品:
ミュージカル「マリーゴールド」

 

キルバーンのアルバム配信時、今後もミュージカル作品のLIVE音源を収録した音楽配信アルバムのリリースを予定してると予告があった通り、上演から約8年越しに音源化されたマリーゴールドのリリース記念企画。「今年は新作の上演がない」と明言されていたこともあり、従来の主旨とは異なりあくまで単独での上映となった。今後もリリースに合わせた実施が期待できそう。

 

映画「君は映画」観てきた

下北沢トリウッドのある建物(南側階段)

非常にユニークで面白かった〜!!ヨーロッパ企画さんの映画、過去2作(ドロステ&リバー)は配信で観ただけだったので、公開から1ヶ月過ぎてたけどちゃんと映画館で観れて良かった。公開当初はTOHO系で全国で観れたんだけど、その頃わたくしは宇宙子連れ狼にかまけておりまして・・・😂

 

あらすじ:
作品の舞台は、下北沢にあるミニシアター「トリウッド」。劇作家のマドカは、馴染みのバーのテーブルに向かい、脚本の執筆に行き詰まっている真っ最中。バーの店長から映画「三軒茶屋エスケープ」を勧められ、気分転換で観に行くことに。映画の主人公は、バンドマンのカズマ。飲み屋でチケットノルマについて話す最中、ついメンバーに強く当たってしまい、揉めてしまう。居酒屋の店主から映画「下北沢エクソダス」を勧められ、気分転換で観に行くことに。上映中のスクリーンに映っているのは、映画を観ているはずのマドカ本人で・・・!?

www.youtube.com

 

そうです。この映画は下北沢トリウッドで撮られ、下北沢トリウッドで観ることで最大の効果を発揮する作品です。「シアター出て徒歩0秒で聖地巡礼!」ならやったことある*1けど、「映画を観続けている間ずっと聖地巡礼!」は初めての経験でした。もうこの構図自体が既にめちゃくちゃおもろくてズルい。ちなみにあらすじに書いた「バー/居酒屋」はそれぞれが映画館に隣接していて、撮影のために建物ごと借りたそうです。こういう舞台装置ありきの当て書きが出来るのは、軸足が演劇屋さんである上田さんらしいところ。

トリウッドの南側に居酒屋「三日月ロック」(サラダバー食べ放題!)、北側にバー「グッドヘブンズ」

現地にいると「このクッッソ狭い通路でよく撮影を・・・」と思わされます。メイキングもそのうち上がるかな。たのしみだな。

 

上田さんの脚本を観るのはこれで3作目。モニター越しの2分のタイムラグを利用した「ドロステのはてで僕ら」、延々と繰り返す2分間の中で解答を導き出すループ脱出モノ「リバー、流れないでよ」。そして今作、2つの映画が交錯していくシネマチックマルチバース(?)モノ「君は映画」。

いずれもゆるいSFドタバタコメディで、あったかい気持ちになれる群像劇です。今作においては”表現者たちへのエール”のような側面もちょびっとありました。こういうの弱いんだって〜〜!!まぁやってることは身内同士のギスりあいなんだけれど、それをテーマにしたのも演劇と音楽の街が舞台だからこそというか。ちなみに上田さんは来年春の「映画ドラえもん のび太の蒸気時間車」で脚本を担当するとのこと。俄然楽しみになってきたな。

 

毎度のことながら、思ってもみなかったエグい急カーブで「そんなことある!??!」みたいな展開になるので、作風を知らない人は「なんだこりゃ」と面食らうかもしれません。予告映像にもあるけど「B級って思ってるでしょ?」のテンションでゆったり観て欲しい。上映時間約70分の短い作品だけど、帰り道の足取りが軽くなる良い映画でした。カラ館は駅に向かう道の右手側にありますよ(重要情報)
ただ、観てる側でさえ混乱するような映像的面白さではドロステの方が好きだし、撮影中とんでもねえ大雪に見舞われた結果「このままだと世界がめちゃくちゃになってしまう!」といった危機感が強化されていたリバーに比べると、ちょっとコンパクトすぎて見劣りはします。それでも「現地で観てこそ最大の効果がある」という意味ではイマーシブ演劇のような手触りがあって好きだし、実際に観ている時も「今この瞬間にも、マドカやカズマが扉を開けて入ってくるのでは?」と考えながらニヤニヤして座っていました。周りのお客さんも序盤は抑えながらクスクスしてた程度だけど、中盤以降は遠慮なく声出して笑っちゃった(あるよね、そういう空気の読み合い)

 

「物語のキャラクター達が筋書きを変えようと必死に抗う」というのは「壱劇屋BOOK(作・末満健一)」でもやったけど、こういうメタいのが大好きな人にはとっってもおすすめです。インセプションのエンドロールでエディットピアフがかかってた時「kickが来るかも・・・!」と身構えていたタイプのオタク向け。

 

脚本そのものは書き下ろしているものの、2014年制作の深夜ドラマに同名のものがあり、こっちはこっちで面白そうなので観てみたい。

 

トリウッドさんでは少なくとも8/13(木)までの予定が出ているので、間に合う人はぜひ行ってくださいな。

tollywood.jp

 

 

 

 

 

↓以下、ネタバレ込みの感想だらだら↓

 

 

 

 

 

 

イチャモン付けられて、店長が「一旦、地ベタね」と促したところで思いっきり吹き出してしまった。きっとあれだよね、店長も借金かなんかしてうだつが上がらないんだよね、半グレ怖いもんねしゃーないね・・・って途中まで同情してたのに「いや店長そっち側なんかい」って思っちゃったあたりでもう負けた。私の負けです。私の同情返してくださいよ😂細かいところだけどこういう気持ちのいい裏切りがあると嬉しくなっちゃう。SFやミステリだとどうしても「読み勝ちてェ。読み勝ってドヤりてェ。」と身構えがちだけど、ヨーロッパ企画はぶっ飛びすぎてそゆのどうでもいいです。純粋な気持ちで楽しめる。

あと諸事情*2によりカンバヤシの光る棒に見覚えがありすぎてツボに入ってしまいました。衣装の色もちょっとそれっぽいのやめれる????

 

今まさに自分がチケットもぎって入ってきたシアターがスクリーンの中にあって、今まさに座っている通路脇を登場人物達が通っていくのがすごく不思議な感覚で、おもしろかった。自分の住んでいた街が某スケボーアニメの舞台になっていた時もそうだったけど、現実の延長に作品がある感じって本当に独特だし、格別だなぁと思う。あと私が根っからの田舎者なので、思い立ったら!で下北沢まで行けてしまう環境にいるのもちょっと不思議な感じ。

イマーシブっぽいと前述したけど、劇場に入る時にどっちの階段から来たとか、どの席に座ったとかの「鑑賞前の選択」が作品の没入具合に影響する構造になっていて、は、ハメられた!と思いました。何も知らずにエレベーター使ったら「知らんうちにいっこ上の次元に来てもうた…」てなれる訳でしょ。羨ましい。他の映画館で観るとこの旨みがごっそり無くなっちゃうんだよな〜!!それはそれで傍観者になれて面白そうだけど。

全然関係ないんだけど初めて行く劇場なのに道路から上映作品のポスター類が一切見えないのでちょっと不安になりました。せめて一階のどこかに「映画館はこちら⬆️」みたいな立て看板が欲しいです🥹北側のテナント一覧を発見するまでちょっとウロウロしてもうた。

長回しの応酬で進行する構成のため、絵面があまり変わらず観客は途中で慣れてしまうのがちょっと勿体なかった(撮る側の労力は凄まじいと思うのですが)。かといって画面をこれ以上複雑にするとたぶん破綻しちゃうんだよね。ここは分かりやすさとトレードオフなんだろう。ギミカルだけどロジカルになりすぎない、徹底したコミカルで楽しませてくれる、このバランス感覚がすごいなあと思う。梅津瑞樹は反省してほしい*3

 

中盤からは映画同士がどんどん混線していくので、カズマは普通にカメラに向かって話しかけてくるし、フライヤーの台本に気付いて「ドラマ決まったんじゃない?」って指摘するところでも考察オタクの才能がありすぎて笑った。カズマくんてちいかわとか好きかなぁ。マドカのほうも「ちょっと後悔してる?っぽかったよ」とフォローしてたりで演劇屋さんの観察眼が光っていてよかったな。

シホが「死ぬほど売れたいんだ」「間に合わないよ」とこぼしていた時のお芝居のじわっと滲むような悔しさ、申し訳なさと同居した頑固さが出ていて好き。まぁでも普通に考えたらハコ押さえたんなら公演やるべきですよ。そこは流石に怒られた方がええよ。我々の界隈ではそゆの"脱走兵"って呼んどるからね。

 

「一旦話し合いましょう!?」で割とみんな話聞いてくれてて可愛かった。半グレでも宇宙人でもやっぱ世紀末レベルに荒廃した下北沢は見たくないんや。空から侵略してくるやつは流石にどうにもならなさげだが、対話はワンチャンあるのだろうか。そもそも言葉・・・通じるか・・・・????いわゆる上位存在に喧嘩を売る話ではなく、構造から抜け出して主導権を取り戻そうぜという建て付けなので、両者が協力し合う姿勢が美しい。変に足引っ張るやつとか生来の悪!みたいなキャラが居ないのもストレスなく観れるんだよな〜〜〜。

 

マドカにしろカズマにしろ、「本人は普通に頑張っているだけなのに周りがちょっと足並み揃ってない状況」というのに若干ごにゃ〜っとした感情になっちゃうけど、途中で割り込んでくる星間戦争やマフィア抗争といったエクストリームドンパチのせいで「作り手の苦悩」といった要素はすっかりどうでも良くなってしまうのが、結果的に気楽に観られてよかった。でもこれ私が当事者じゃないからそうなだけで、実際に役者やバンドやってる人としてはどうなんだろな。そんな単純じゃねーよってなるかな。私はコレでそうなった経験があるので・・・・その辺はお仕事モノの宿命というか・・・まぁでも今回は申し訳程度の恋愛要素が無かったのでヨシとします。要らんのよ突然のラブは。なんなら対面した時絶妙によそよそしくて笑った。「映画の人だぁ〜」←若手俳優の接近戦に初めて行くオタクの感想すぎて好き。

結局2人ともやりたいことを、その人生が映画でも、映画じゃなくても続けていくのだろうし、彼らの結末がハッピーエンドかどうかはずっと先の未来でしか分からない。人生かくありたいですねえ。ところであれですか?あのあとちゃんと下の階層に戻って全員連れてこれるのかな・・・・全滅は勘弁してあげて欲しいです。

 

それはそれとして「私が映画」だったら、猫の恩返しばりのモフモフほっこり映画のモブ役がいい。我こそは絶対主演になりたくないマン。

 

宇宙人たちの玄関口になっているらしい駅前ロータリーでは、怪しげな儀式が開催されていて大変な賑わいでした。多分ナントカ星人的なやつらが何人か混ざっていると思います。タイミングよかったな〜〜〜この街ならではといった風景も味わえて、とても良い鑑賞体験になりましたとさ。

駅前ロータリーにて行われた地球外生命体召喚儀式(盆踊り大会)

*1:TOHO新宿でシティーハンターを観た時

*2:This is the Way.

*3:第4回公演「とるわよ!」へのクレームです

今更ながら壱劇屋BOOKの紹介を残しておく

表題の通りでございます。


上演から2ヶ月も経って今更書いておこうという気になったのは、あまりにも「作品のカロリーが高すぎるためにオタクの感想が残ってないのが勿体無い」と思った為です。いやまぁふせったーとか探せばいっぱい見つかると思うんだけど。思い出せることは書き留めておきたいなぁと。

後日見る人がいてくれたら嬉しいので、ネタバレはふわっとした程度に留めます。


「末満健一さんのピースピット時代の戯曲を、壱劇屋東京支部で上演します!」とお知らせがあったのは、2025年スエフェスの当日でした。「1年近く先の公演なのにやたら気合い入ってんな!面白そう!」と思ったのを覚えています。

natalie.mu

www.ichigekiya-east.com

 

この作品は約9時間の脚本を全5回に分けて上演する、という、演る方も観る方もマゾじゃないと成立しないとんでもねえ大作です。総勢35名のキャストが全員ネームドキャラ(+兼役)をやる必要があるので、再演は難しいと言われていました。

5作で1つのタイトルを、公演期間8日間で3周やるスケジュールも意味わかんなかった。1日3回公演があるの。マチネとソワレの間ってジュルネっていうんですって。舞台オタクでも滅多に言わない言葉です。

衣装もね〜〜〜全員違うの。シブゲキの楽屋って、足りてましたか?ちゃんと全巻制覇したから言わせてもらうけど、つくづくこの人たちバカじゃないのって思った(褒めてる)。お話としては以下のようなあらすじ。

 

「全5巻からなる架空の長編ファンタジー小説”BOOK”。原作者はベン・ハート。BOOKには『王家に生まれた運命の五つ子』という5人のメインキャラがいて、長男のランカスター王子を筆頭に、王位継承についての陰謀、国中に蔓延する病などの苦難、世界を牛耳ろうと悪巧みする魔法使い&それに唆された闇堕ち次男との対決などなど、とっても王道でベタでめっちゃおもろい人気の作品・・・というのを全部一旦横に置いといて、BOOKのモブたちが主人公の話をやります!!物語の世界を改変する勢力と守ろうとする勢力に分かれて、本編と行間を行き来します!!」

 

何て????てなるよね、うん。なりました。

 

物語のモブたちにスポットを当てた作品であり、創作への賛歌であり、末満さんの脚本家としての自虐のような要素もあり、単純に話が長いのでま〜〜〜〜〜ぁかなりややこしいんですが、その甲斐あってめちゃくちゃ面白かった。1から4巻まではそれぞれ別の主人公(※本編ではモブ)がいて、”モブキャラクターの生き様”をがっつり描いています。

 

1巻「ベルギガンの殉教」は、とある事情により辺境の村で育てられたランカスター王子が出立する様子・・・の傍ら、「こんな村出ていきてえ〜!」と息巻いている村長の息子、ツェットピットが主人公。いかにもファンタジーの導入らしい舞台設定。

2巻「アレハントの忘却」は、学園ミステリー&ラブコメ。王立学院に入学したランカスター王子・・・の横で、クーロン・ハントとシャオ・ブラウニングが学院内で起きたポルターガイストの真相に迫っていくストーリー。

3巻「マリーベルの鎮魂」ではランカスターが即位。魔女の計略によって国中に疫病が蔓延してしまう・・・のを、なんとか頑張って救おうとしている看護師のココ・ラビフィット&ワルツ神父の物語。

4巻は「ベンゼルの盟約」3人組の義賊・フランチェスカ一味が主人公の物語。コメディ要素が1番強い巻で、怒涛のラストに向けて一息つけるかんじ。

5巻「オベルクの墓標」は、物語の総括にして、この作品そのものの真相が明らかになるストーリー。

 

1〜5巻を通して時系列が順番よく進み、各巻の主人公たちはBOOKの本編に干渉しようとする「代筆者」との戦いに巻き込まれていきます。行間の中で物語の犠牲になっていくキャラが反旗を翻し、そのストーリーをなんとか書き換えようとするんですね。何がなんでもハッピーエンドにしたい人、バッドエンドを受け入れて物語に殉じていく人、様々なキャラクターの思惑が重なり、ついに”BOOK”の結末が明らかに・・・・・といった展開です。

 

ここまで読んだ刀ステの審神者の皆様はもうお分かりでしょう。めちゃくちゃ禺伝の味がします。ついでにジョ伝の味もしますし、悲伝の味もします。というか、今まで啜ってきた末満脚本の大部分がこの”BOOK”に詰め込まれています。もうね、ずっと「し、知ってる味だ・・・!!」てなっちゃった。スケジュールが合わなくて私は12453の順で観たんですが、ぶっ通しで観終わる頃にはそれはもうとんでもないカタルシスがあります。5巻なんかうっかり最前列のチケット買っちゃったのもあって、シンプルに泣かされました。黒幕を演じていた某さんのお芝居が・・・あまりにも良すぎてですね・・・ッ

 

竹村さんの演出がそれはもうテンポが良く、見応えがあって楽しいのも魅力でした。殺陣がやっぱりすごいんだよね・・・1〜4巻は戦うシーンそんなに多くないんだけど、そのぶん5巻で壱劇屋らしい山盛りの殺陣がお出しされて、とっても満足。

 

単体で見ると好きなのは3巻かな〜〜〜これはねえ!とっても繭期向けでしたねえ!!ココ役の齋藤千夏さんと同僚・トキノ役の藤島望さんによるユニゾン台詞があるんですが、もう、なにあれ、一語一句ぴったり揃った捲し立ての、凄まじい迫力といったら。すっっっっごかったァ・・・観れてよかったァ・・・(語彙貧)
個人的にはタラ・ベルティーノ役立花明依様を最前列で拝見できてとっても幸せでした・・・そうです私はTTTfの亡霊です。代筆者講義のお戯れシーン楽しかったな〜!!

 

これだけの長尺で、これだけたくさんのキャラが出て、それでいて全員のことが好きになってしまうのも良い作品だなーと思う。常に物語の行間を読んでいくスタイルのオタク、二次創作が趣味のオタクにとっては楽しくも身につまされるような感覚もある。そういう類の”祈り”を、一次創作者本人が体現したような作品です。これを演劇でやりきるというのがまたすごいんよ。「伏線」の「回収」がマジお見事なので色んな人に観てほしくってェ・・・・ちなみに本編の主人公たる5つ子たち大変魅力的なキャラクターなので、「普通にBOOK本編も読ませてくれんか?」てなってました。

 

 

そうは言っても公演終わっちゃってるじゃん!?とお嘆きの皆様に朗報です。2026年壱劇屋版の映像は残っておりませんが、2011年のピースピット版がございます。ええ。月額払えば全5巻が制覇できます。ブロマガのほうには戯曲もあるよ!観れるもんは観れるうちによろしくどうぞ〜!!

www.nicovideo.jp

 

 

ここからおまけ。

壱劇屋の公演に合わせてピースピット版が1週間だけ無料公開されていたんですが、公開終わっちゃう前に駆け込みで5巻だけ観ておこ!と思ったら変な角度で脇腹をグサっといかれた哀れなオタクがわたしです。わかる人だけ笑ってください。

 

あと「末満脚本とヨコオファンは親和性が高い」と主張してきたけど、これ嬉しかったな〜!ありがとう桜町レンマーツォさま🙏

 

 

プロジェクトヘイルメアリー観たよ

プロジェクト・ヘイル・メアリー/著 アンディ・ウィアー(早川書房)

去年の7月末、映画化の知らせを見て原作読んだ勢です。当時はハードカバーしか出版されていなくて、通販はどこも品切れ。パブサーの甲斐あって大手の本屋で重版がかかりそうな気配を察知しつつ近所の書店に取り寄せのお願いをして購入。たぶん1週間ぐらいで手に入りました。話題になってからちょうど供給が途切れたタイミングだったんよね・・・!😂そもそもの評判が良いのは知ってたけど、購入の決め手になったのは幸村誠先生の推薦コメントを見た事でした。

 

公開前、原作ファンの「ネタバレ踏むな、予告編も見るな」という異様な圧力に対して、日本のファンが名指しで釘を刺されて界隈がざわついたりしていました。エヴァの二の舞になりたくないよね〜〜〜わかります。読んだ直後の感想が「ミステリじゃないんだからちゃんとバディものとして売るべき」だったので、非常に妥当な判断と思います。

 

なんやかんやめっちゃ楽しみにしていたので、映画も公開直後に見ました。

 

 

・・・見ましたらば、今こんなことになっています。

刺繍、人生で初めてやった。もうやらないと思う。

なにせ国内ではパンフレット以外のグッズが無くて、しまいには公式サイトで3Dデータが無償配布されている映画です。しかしうちには3Dプリンターなんてものはありません。

ひとまず特典のプリントワッペンはゲットしたものの、このままだとどうしようもないので「じゃあバッジにしてやんよ!!!」という・・・ほぼ勢いだけで手芸屋に駆け込みました。貼り合わせとかめんどくさいことしてられないので、厚手のフェルトにはっつけてフチをちまちま巻きかがり縫いしただけです。刺繍糸って・・・ほどいて使うんですね・・・?(←手芸全般が無理の人)1時間で2センチのペースでしか出来なかったけどいい勉強になりました。もうやらないよぉ!!

作業中のBGMは当然の如く公式プレイリストです。今はサブスクですぐ聴けるからいいよねえ。

open.spotify.com

 

1個作ったらどんどん作りたくなるのがオタクというものです。もう立体は嫌だ・・・とかいいつつ、ヨドバシでしっかり塗料を買い、貴和製作所でチャームを買い、塗装してミニマムグレースくん根付けを作ったり。

 

お絵描きしたら「もうこれ印刷したほうがよくない?」となり、pixivファクトリーで軽率にぽちったり。

エリディアンといつでもハグできるアクキー(無駄にホロ仕様)

白版は指定できないサービスだったので、キャラクターの縁に干渉しているのが気に食わなくて、いよいよクオリティにこだわることになったり・・・

 

最終的に70ミリ四方のアクキーを作って満足しました。いやー楽しかった。これはデザインのブログでも後日データの解説記事を書くつもりです。気力があれば。ぬいぐるみ製作や編み物ができたらよかったんだけどおれは・・・入稿データしか作れないおたくだから・・・でもやっぱりキセノナイト製のグレースも欲しいよ〜〜〜ママ〜〜〜!!

グロス加工たのしい〜

【2026.04.26 追記】アクキーの制作工程をまとめました。

hisame2501.hatenablog.com

 

せっかくなので推しのライブのついでに公園を散歩したり、ドルシネに連れ歩いたりしました。

丸ピカドルビーシネマに挨拶するエリディアン

地球観光に勤しむエリディアン

印刷したものはサンプルが余ってしまったので友達のところに旅立ちました。うまいこと共同生活をしていただければと思います。

専用のパッケージも作りました

 

プロモーションのエリディアンが可愛いのでみんな見てください。

 

タイムリーにアルテミスⅡのミッションが完遂されたのも相乗効果があってよかったな〜。それとDr.stoneの27話も☺️

 

願わくばグラシネIMAXの土日上映が復活して欲しいのですが流石に無理かなー!だめかなぁ!?

「演劇業界の皆さんへ 君たちは本当に当日券を売るつもりがありますか?」の回

タイトルが全てです。
以下、仔細についてネチネチと文句を言っていきます。

 

何があったかといいますと

原作ファン(Aさん)「みんなが絶賛しているのでチケットを買いに来たけど、目の前で売り切れてしまった🥲」

 

先日、2.5演劇作品についてこんな類のツイートを見かけました。その作品は初日からとても盛り上がっていて、特に原作ファンからの「観て良かった」「原作へのリスペクトがすごく伝わった」という評価で、TLが連日賑わっていました。

 

ツイートしていた方は演劇はおろか、ライブなどにもあまり縁がないタイプで、チケットの買い方がよく分かっていないご様子。見かねた演劇ファンのBさんが、善意で「公式サイトのここに当日券の記載がありますよ、まだ観れるチャンスはあります」と丁寧に教えてくれていました。

しかしながらその時既に公演3時間前、Bさんのリプに対して質問があったようで、Aさんは慌てている様子。一方、BさんはいつどのタイミングでTwitterを見てるのかちょっと分からない。逡巡の後、私の方から横入りで「当日券でよければ劇場の窓口で買えます!(超要約)」と補足しておきました。

 

というのも、Aさんが買おうとしていたのは、正規ルートで割引チケットが手に入るTKTSの取り扱い分であり、劇場で買える一般的な当日券とは別のチケットでした。これは格安な代わりに取り扱い枚数が少ない為、公演日当日の朝というタイミングでは売り切れていることが多いものです。このチケット情報は数日前に「観劇を検討している人の後押しになれば」と思い、Twitter上で私が広めたものでした。要は「当日券の仕組みを知らない人が、真っ先にTKTSのチケットをアテにしてしまったため、危うく観劇予定がパァになりかけた」という状況でした。そうですつまり半分くらいは私のせいです!!マジでごめん!!!!!

 

結局はご友人が運良くチケットを余らせていたとのことで、当日券窓口に並ばずとも無事にご観劇なさっていました。良かった良かった。

 

 

なんにも良くないね?

さてここからが本題です。

もうね〜〜〜〜〜なんっっっにも良くないんだよね。

 

演劇に限らず何かのイベントをやる時は、基本的にお客さんがチケットを買って、その場に来てもらって初めて完成するものだと思います。スタッフも役者も「観てもらう・楽しんでもらうため」に毎日必死こいて頑張ってる筈です。しかし今回の件では、「当日券の周知」という一点においては、明らかなアナウンス不足のせいで危うく1人のお客さんを取りこぼすところでした。(まぁ私が先に紛らわしい情報を広めたのもよくなかったけど、そもそもの話として!)

そして問題はこれだけではありません。

 

似たような形で当日券に辿り着けない人がもっと居るんじゃないの?

 

というか絶対居るはずなんですよ。イマイチ可視化されてないだけで。2.5演劇の原作ファンというのは大半が観劇初心者で、中には2.5どころか、観劇経験自体がゼロという方も珍しくありません。作品に興味があったとしても実際に行こうとする人はぐんと減るし、観劇経験の無い人ほど「どうせもう買えないだろう」と思い込んで特に調べもしない、ということはよくあります。そういう人達が、それでも「評判が良いから観てみようかな」と言っている。だというのに、チケットの仕組みや買い方が分かりにくいせいで、劇場にたどり着くことが出来ない状態になってしまっている。も……もったいなさすぎる……!!!

 

お客さんが1人来てくれたら、その人はグッズを買ってくれるかもしれないし、役者のファンになるかもしれないし、演劇を好きになってくれるかもしれないのに。その可能性を潰しかけた事例をたまたま見てしまい、こりゃいかんと思ってその日のうちに原作ファンの方々に向けて当日券の案内をツイートしました。スタッフでもねーのによ。

 

なお私自身は本作品の原作ファンでもなければ推しが公演に出ているわけでもない、完全な外野です。原作ファンが大絶賛しているのを、いち観劇ファンとして後方腕組みオタク面で眺めていました。

 

じゃあ何が原因だったか

では実際に、私の作った案内画像をご覧ください。やっつけで用意したやつなので一部正確じゃないところがあるのはゆるして。

こいつなんでノーギャラでこんなことやってるんだろう


もうね〜〜〜誰がチケット買う前に読むんだよこんなところ。あとスクロールさせすぎだろ。買った後ならまだ分かるよ?観劇に行くと決めたタイミングであれば具体的な質問が湧くのは自然なことです。一般発売の案内もさぁ、ここから各プレイガイドに飛んだとして、そこで「販売期間終了」「予定枚数終了」って表示された時、当日券があるかどうかはどこで知れば良いの?ほとんど全員が「よく分かんないな」って思ってウィンドウ閉じて終わりじゃない??とっくに終わった先行情報なんかも別にこんなに幅取らなくていいし。私はwebの専門家じゃないから頓珍漢なこと言ってたらごめんね。百歩譲って「観劇経験の浅い原作ファンはそもそもターゲットじゃない」とか「何らかの事由により当日券をあまり売りたくない」とかならこのページ構成でも良いと思いますけど。

 

何がショックって、私自身がBさんの「Q&Aのここに記載されてます」というリプを見るまで、何の疑問も持ってなかった事です。そうだよね!?普通言わなきゃ分かんないよね!?私は観劇にハマる以前からライブで遠征するようなオタクだったので、こういう仕組みについては自然と学習出来ていて、この日まで本気で気付かなかったんです……「チケットのページには当日券の記載がない」ということに。直前でチケットを買いたくなった人が真っ先に見るページなのに???「チケット」と「当日券」は別の概念(?)ってこと……???

しかしこれはこの作品だけが悪いのではなく、演劇作品のwebサイトではこの構成がほぼデフォルトなんです。大抵の公演サイトの「よくある質問」のページに「当日券について」の記載があります。少なくとも自分が今年観た作品は全てコレでした。

 

じゃあなんでわざわざ「Q&A」に書いてあるの?と考えたら、これはもう本当に日本語が下手くそすぎるんですけど、やっぱり「よく質問されるから」なんでしょう。

いやいやいやいやいや、

 

最初から分かりやすいところに書いてくれてたらこっちも質問しなくて済むんよ??

 

もちろん実際のところは分かりません。ただでさえ演劇業界のチケットの仕組みって分かりにくいし、業界ならではのやんごとない事情がたくさんおありでしょう。公演の規模や客層もそれぞれ違うし、め〜〜〜〜っっちゃ複雑な要素が干渉してるからこそこんな状況になっているに違いありません。よもや「こういう慣習だから」とかいうクソふざけた理由で放置されてるだなんて有り得る筈がありません。

余談ですが先述したTKTS及びカンフェティ(どちらも同じロングランプランニングさんの運営)扱いのチケットについて、本作品のwebサイトには一切記載がありません。まぁ遊園地だって定価のチケットの横で割引チケットを売る訳がないので、窓口を分けておく必要があるんだとは思いますが……この辺は制作会社とプレイガイドの間で通常とは異なる契約があるんでしょうね。知らんけど。

 

私は実際にポスターとかパンフレットとかを作ってる身なので、「どれだけ丁寧に書いても読んでもらえないことはある」というのを、身に沁みて知っています。Twitterは3行しか読まれないし、「押す/引く」と書かれたコメダ珈琲の扉は、必ず逆のことをやる奴が出るのが人間というものです。この記事だって、ろくに読まずにご意見(笑)してくる輩は確実に出るでしょう。

 

でも、私のツイートごときでチケットが売れるとは微塵も思ってないですけど、少なくともこの表記の仕方はめちゃくちゃ不親切だと思う。

 


実例があった

この世に救いはないもんかとインターネットを彷徨い続けn分が経過した頃、やっと理想的なチケットページに辿り着けました。まずはこちらをご覧ください。

当日券販売について | 舞台『ブルーロック』4th STAGE 公式サイト

 

そして本作品のチケットページがこちら。

 

舞台『ブルーロック』4th STAGE チケット案内ページ

ちゃんと!チケット代のすぐ下に!!当日券のリンクが貼られている!!!

客都合によるチケットのキャンセルというのは有り得ないので、プレイガイドで前日まで売っていた一般発売の分を引き揚げ、「キャンセル待ち」という呼称で当日券に回したのかな?と推測できます。これなら制作側は事前に人数を把握できて、現地で抽選する必要もないですね。NEWSのページやSNSなどを見ていなくても、ここだけで「当日券があること」が一目瞭然なのが良い。また、この申し込みをしなくとも当日現地にてキャンセル待ちの列に並ぶことは可能のようでした。

 

特典類の情報で全体が嵩張りすぎている印象はありますが、まぁ本稿に関係ないのでそれは置いておくとして。web上で先着受付(事前に整理券配るみたいなもん)という体裁だからこうなってるんでしょうけど、見つけた瞬間「ぜんぶこれがいい・・・」と思いました。ぜんぶこれがいいよ〜〜〜〜!!!!きっと私の探し方が悪いだけで他にもいっぱいあると思うんだけど、良い事例を知っている方はよかったらコメントに残しといてもろて。ちなみに同じ制作会社でも、別の作品ではやっぱり「Q&A/よくある質問」を見るしかなかったので、都度変わるっぽいです。

 

これ以外だとやっぱりホスピタリティの鬼、業界屈指の親切設計でお馴染み(?)の劇団四季さんのページは本当に素晴らしい。

劇団四季 | 公式サイト


スマホだと画面の上のど真ん中とかいう絶対見逃さないところに「当日券」の文字。す……好き!!!もはや褒めるとかじゃない!!!!好きです!!!!


当日券ページに進むと各地方へのアンカーリンク、会場ごとの席種別売り切れ情報にすぐ辿り着ける設計です。ただでさえ席種も豊富で座席単位で選ばせてくれるだけあって、細やかな気配りを感じます。もちろんこれ自体は資本の規模や知名度が成せる技でしょうが、これだけ優秀だからこそ人気がある、とも言えます。

 

顧客の立場に立ってないよね

もうこれに尽きると思う。結局。なーーーーーんも考えてないよね。売る気ないんだよねどっからどう見ても。じゃあもう私が手伝う必要もないか?これまでオタクたちが「これ面白い!もっと色んな人に観て欲しい!」と思って、軽率に追いチケしたりグッズ買ったり口コミで伸ばすべく伏せったーで喚きまくったり公式タグ使ったりリツイートしてきたけど、全部無駄か?そっか。じゃあカテコで役者に「よかったらお友達も誘ってください」だの絶対に言わせるんじゃねえよバカタレ。

 

……とまでは言ってないけども、流石にちょっとマズいと思ったのか、本作品のSNSではアナウンスを強化してくださいました。あの〜〜〜できれば私みたいな厄介オタクが暴れる前にやってくれる???うんまぁそうだね私がもう東京公演が2日しか残ってないタイミングで気付いたのが悪いねそれは本当にそう。遅くなっちゃってごめんね〜〜!いうてまぁアナウンスが強化された後でも当日券は抽選になっていないようだったので、実際のところほとんど効果はなかったように思います。

 

ただ、今回は効果がなかったとしても原作ファンの人達は「円盤を出して欲しい」「続編を作って欲しい」と思ってるわけで、それに応える為には制作側が1枚でも多くチケットを売って、グッズを売って、作品を届ける姿勢を見せ続けるべきだと思います。だってね〜ただでさえ赤字垂れ流してるところにわざわざコストかけて円盤作るとこなんてまず無いわけで。じゃあちょっとでも黒字に近付けてくれよって話。……それともやっぱり、応えるつもりがない……ってことかな〜……???

 

他にも見切れ席なのに定価で売る話とか後出し特典商法の話とか公式抱き合わせ販売の話とか有効座席数が書いてあるクソ箱の話とか、ヘイトの溜まる要素はいっぱいありますけどね。ファンの気持ちや役者の努力を台無しにしてるのって、やっぱり制作会社自身なんじゃない?と思ってしまう出来事でした。

 

 

まさかの反応をもらう

とまぁこんな感じで1人でウダウダしてところに、こんなリプをいただきました。なんと現役の舞台制作スタッフさんです。

学びになったなら何よりです


こんな超超めんどくさいオタクに直接話しかけて御社のSNS運用ガイドラインとかは問題ないですか……?とか思わなくはないのですが、劇団員の皆様も結構フレンドリーに絡んでくださるスタンスのところなので、一旦よしとしましょう。……本当に問題なかったですかね?????あたしゃ知らんからね?????

まぁ私もまともに気にした事なかったし、中の人たち的にも当たり前すぎて気付けない部分だったんでしょう。流石に直接お礼言われるとは思わなかったけど。次回作以降がどのような表記になるのかチェックしたいと思います。

 

この際なのでついでに言っとくけど、アンケート用2次元コードや円盤の予約情報をロビーに掲示してるとこあるけど、終演後に客でごった返してたらまず壁自体が見えないです。ペラ1枚を掲示するだけで告知出来てると思ったら大間違いですよ。どうせあとでSNSで告知するとしても、まずは最低でもA3で出力して、せめて目線より上に貼ろうな!!!

そんでもって観劇初心者が多く見込める場合は、観劇マナーの一覧表を作って周知するのが当たり前になってほしい。客席のマナーが悪すぎたらリピチケ買おうだなんて誰も思わねえのよ。この辺のアナウンスをファン任せにしてるとこ、多すぎません??

 

 

総括:ちゃんと客の顔を見て売れ

 

まだ全然書けるけどこの辺で終わっておきます。ここまで読んでくださりありがとうございました。次回「シアターHって演劇制作会社の元社長が建てた劇場なのになんでセンブロ後方が死ぬほど観にくいんですか?」の回でお会いしましょう!!(続かないよ〜)

「そこのフォロワー!お前も劇団壱劇屋東京支部を観てみないか!」の回

会場入り口にある「壱劇屋 BABEL」の公演ポスター

珍しく、公演中に感想ブログを書きます。なんとしても、1人でも多く劇場に行ってほしいからです!!(あけすけ)残り金土日!!渋谷でやってます!!1番安いお席が5,500円でとっても手が出やすいです!!いかがっすか!!配信と円盤は無いです!!あと企画構成的に再演も絶対無理だと思います!!

チケット→ https://www.confetti-web.com/events/10644

公演サイト→ 劇団壱劇屋東京支部 - [12月]BABEL-バベル-

 

ちなみにコレを書いているオタクはSPECTER再演からの繭期なので、そのつもりで読んでね。

 


【一応ちゃんと紹介しておくぜ】

ふわっとしたネタバレを入れつつ自分なりに紹介してみます。

「階段世界シリーズ最終章」と銘打っている本作。

世界は階段状になっており、1段ずつがお互い干渉せずに存在している。各世界の住人たちはそれぞれ行き来できないが、”考察官”という特殊な立場の者達だけは自由に行き来することができる。考察官達は1段ごとに特徴の異なる各世界で起きた出来事を考察し、「私設考察団体 ビューロ」なる組織のメンバーとして、報告書を上げるのが仕事。

過去作において「1段ごとの各世界」のストーリーを展開し、本作では「そもそも階段世界とは何なのか?」といった世界の核心に迫る・・・というストーリー。考察官同士の三つ巴を軸に、過去作のヴィランがパワーアップして襲撃してきたり、既存キャラがコンプレックスを乗り越えて成長してみせるなど、盛りに盛った休憩無し2時間45分の大ボリューム。また、エンディングが3種類存在していて、キャラごとに結末の異なる未来が用意されている(はず)(まだ”オベライラ”しか観れていません!)

考察官には1人ずつ「ジョスという名の補佐官」が割り当てられており、バディ物としての旨味もあります。超絶ざっくりいうと「比較的穏便な殴り合いで済ませるタイプの聖杯戦争(from 型月)」みたいなかんじかな〜。普段は「ワードレス×殺陣」という台詞なしの上演形態ですが、今回は台詞ありのお芝居です。いささかハードル高めではあるんですが、オタクなら初見でも齧り付いていける内容かと思います。


【ちょっと大変なところ】

・情報量が多い
最終章というだけあって情報量が圧倒的に多く、劇中にて「報告書を読み上げる」という体裁で過去作のおさらいが都度入ります。こういう山盛りの脚本自体は大好物なんですが、慣れていても溺れそうなレベルでした。知らん人たちの知らん話が混ざるので、ちょっとややこいんですね。また独特なタイトルや世界独自の固有名詞で構成されているため、情報が拾いづらい上に、かなり駆け足の説明になっていて気疲れもしました・・・これは企画主旨上仕方ないことなので、シリーズ物の宿命と思って割り切る必要があります。私は「二対一(についひとつ)」だけ観ていて、そこで出演していた竹村ダズリ&山本ジョスのバディに再会できて嬉しかったです。
1つ1つのエピソードはちゃんと魅力的なので、気になる過去作があれば物販で上演台本を手に入れることが可能です。

 

・長尺なのに休憩がない
これが1番きつい。シブゲキの椅子は幅にも足元にも比較的余裕があり、座面も背もたれもふかふかタイプなんですが、それでもしんどいです。こちとら運動不足の中年オタクなのでお尻の耐久値がとってもクソ雑魚でございます・・・せめて10分の休憩があったらと思いました。前述のように山盛りの脚本であるが故に、やりたいことを全部消化しつつ、スケジュールや箱の事情などを鑑みるとこうなってしまうのは分かります。が、長尺すぎるせいで流石に軽率なリピはしづらいです。休憩ありならマチソワ出来たかな・・・・せめて暗転をいつもより増やしてくれてたらマシだったかも。

 

・メイン組の掘り下げがもうちょい欲しい
これはもう単なるオタクの我儘だと思って欲しいのですが、各バディには過去作でのエピソードがある前提で上演されているのに対し、初出キャラである松井ププ&納谷ジョスのエピソードは回想がメインで、ほぼ実演されません。回想の中身自体がかなり重要なトピックにも関わらず、大部分は台詞で説明して終わりなので、やや説得力に欠ける印象でした。まぁこれだけ詰め込んだら仕方ないよねという気もしますが。あんま言うとアレがアレするんですけど・・・もーーーーーちょっとだけ丁寧に見せてもらえたら嬉しかったです。

 

【めちゃくちゃ良かったところ】

・殺陣の大盤振る舞い
正直これだけで全然お釣りが来ます!毎回熱量のある殺陣を楽しみにしていますが、脚本に負けないぐらい殺陣も盛りだくさんでした!また、得物の種類が沢山あってたまりません。普通の日本刀に始まり、短剣2本、錫杖、大剣、マスケット銃、金属バット、弓、盾・・・もちろん格闘戦もございます❤️ 特に弓がねえ〜〜〜めちゃくちゃかっこいいんだ。4本同時撃ちとか後方からの超長距離撃ちとか・・・!キャストが客席通路をドカドカと捌けていくので迫力もあり、バトル物としての満足度は毎回ピカイチです。アクションシーンが多すぎると疲れてしまうことがありますが、壱劇屋さんは何故かそうならないのです・・・演出の緩急の相性が良いのかな〜。

 

・各バディ全員好きになっちゃう
もうねー!好きになっちゃうよねー!!!!良いキャラしかおらん!!!!!ジョスがみんなかわいくってさー!!!!!考察官含めて全員癖強なんだけど、それぞれにしっかりとした絆があり、関係性の見せ方がとっても素敵です。安心して「あ〜〜〜ハイハイおたくが大好きなやつね!!(主語デカ)」となります。いやほんまに。オタクが信じるオタクを信じろ(突然の天元突破)

 

・西分さん
名指しです。モン・クイーン・ベルベット役、西分綾香さん。なんと真っ赤なピンヒールを履きながら錫杖をぶん回し、舞台上を駆け巡っておられます。えピンヒールだよねあれ??????え??????キャラとしてはとにかく口が悪くてクッッッソかっけえ姉御タイプなんですが、人情味あふれる一面もあり、終盤の戦闘においてもその説得力が表れています。考察官ではありつつ、きっと他人を助けずにはいられないタイプなんだと思うけど、あたい・・・オベライラが初見でほんとよかった・・・!元々宣伝を担当していたり前説などで拝見する機会が多い劇団員でしたが、今作で更に好きになりました。なんでBOOK出れないんすかぁ・・・すえおじに呼ばれてる?そっかぁ・・・・関係ないけど壱劇屋版TRUMPでは絶対にソフィウルをやってほしいと思っているので、なんかこう、エイヤー!って叶ってくれると嬉しいです。

 

・1人だけ激重感情を垂れ流してるやつ
名指しならぬ名伏せです。書けるかァ!!流石にドネタバレじゃァ!何とは申し上げられないのですが、感謝だけお伝えできればと思います。竹村先生ありがとう〜〜〜!!!!!好きな役者が好きな得物で好きな殺陣をやり、ついでにでっかい矢印が容赦なくくっついてきています。観たら大体わかります。私を助けると思って(?)観てください。

 


あんまり踏み込むとオタクの自我が強めに出てしまいます(まだリミッターを外していない・・・だと・・・!?)ので、一旦この辺で勘弁してください。ていうか2エンドまだ観てないから頓珍漢なこと言ってたらごめんね・・・・でも絶対めちゃくちゃおもろいから!みんなで元気なチャンバラを浴びて年を越そう!!!

ブックサンタ2025に参加した

師走・・・師走ってなんがつ・・・?12月?え???

 

今年もサンタになりました!!!ブックサンタ2年目です。

9月早々に野良サンタとしてのお仕事を完遂したのですが結局辛抱(?)できず、追いサンタしてきた。というわけで今年は「大人も知らない みのまわりの謎大全/ネルノダイスキ」と、「ぴよぴよとことこ/accototo」の2冊です!!

「大人も知らない〜」は島で平積みされてて、立ち読みしたら読み応えがすごくよくて・・・!装丁も可愛かったし、短期間で重版かかってるみたいで人気ありそうだった。「ぴよぴよとことこ」は0歳〜2歳向けが足りてないよというアナウンスがあったので。知育系の絵本なら、対象年齢よりちょっと上の子でも発達段階に合わせて遊んでもらえたりしそうでいいなと思う。

今回は意識的に、一年以内に出版された新刊を選んでみました。図書館とかでも借りにくいですからね・・・人気作なら尚更だと思うし。

 

不足しがちな本はアナウンスされてるので、迷ってる人は参考にしてください。

 

去年、「店頭で気軽に募金できるようになったらいいな」とブログに書いたのだけど、今年は500円のしおりを買うと書店&運営への寄付になるよという企画が追加されていた。これまでは書店→運営への経費は書店側の自腹だったらしい。ひぇ〜。

寄付控除も今年からできるようになってた!!年々バージョンアップが進んでいてすごい。お金持ちのひとは是非利用してください。兎にも角にも運営資金がなさすぎるそうなので、ちょびっとだけど寄付もした✌︎('ω'✌︎ )

 

ハサウェイ読んだしベルトーチカチルドレンもちゃんと読まなきゃ・・・と思いつつまだ積んでいます。すみません。キルケーの魔女公開までには読みます。がんばります。

とかいいつつGジェネの方にハサウェイ実装されてしもうた!!!!ゆっくり回します!!!!(現在160連しました)(放蕩息子め)