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映画『THE FIRST SLAM DUNK』感想

映画『THE FIRST SLAM DUNK』感想

まず最初に。

この経験を私にくれた井上先生、スタッフの皆さんへ。

はじめまして!!!!!!

ありがとう!!!!!!!

 

①バスケのこともスラムダンクのこともほとんど知らなかったオタクが、約3週間前に『THE FIRST SLAM DUNK』に出会って、作品の好きなところを延々書き連ねている投稿です。

②スポーツものはおお振り生まれハイキュー育ち、アニメも見るけど最近はもっぱらライブや観劇などがメインの人間です。

③現在4試合・新装再編版とリソースとコートサイド最新分読了済み

 

盛大なネタバレしかないので未見の方はどうかご遠慮ください。

 

 

 

 

運命の"1試合目"

12月11日、初見。

 キャスト発表の荒れっぷりを横で見ていて、「じゃあ、特に思い入れもないただのオタクの私が見たらどう感じるんだろう?」というのが最初の動機でした。このタイミングのアニメ化だし、企画発表段階でキャストは変わるだろうと想像していたので世間の反応にむしろ驚いていた側です。

 旧アニメのことはフワッと知っている程度だったけど、初日初回で観てきたガチ勢達の反応で"""人生の正解"""を叩き出している気配がネタバレを踏まずとも伝わってきたのも決め手でした。信頼出来る口コミって大事だね〜。

 

なんてったってバスケがおもろい

 まず、サッカーW杯でスポーツ観戦そのものの面白さを改めて噛み締めていたタイミングだったのが良かった。普段は高校野球をちょっと観るだけの人間です。ありがとうAbema。ありがとうウマ娘重課金兵たち。

 試合内容のあまりの情報量の多さ、初見でも十分伝わる膨大な作業量から、とにかくストイックに「リアルなバスケの面白さを魅せてくれた」という印象が強く、それだけで日本のアニメーションでここまで出来るんだ…!とまず感動した。

 最初のアリアープも山王メンバーと一緒に面食らったし、そこノールックでパスするんだ!?とか、いやゾーン突破かっこよすぎか!?とか、そこから放って入るんだ!?とか、プレーの全てにいちいち反応して楽しんでた。声を出さずに観れたことを褒めて欲しいレベル。

 何せ試合結果どころか、キャラクターのこともほぼ知らない状態なので、ラスト10秒・約1分間の完全無音の演出には演劇で食らうレベルの緊迫感を味わったし、試合中はどちらのチームのこともフラットに応援していたので「入れ!!」「入るな!!」の両方を心の底から叫んでいる自分が居ました。とても稀有な体験をした。

 「あの試合の勝敗を知らずに、ぎゅうぎゅうの観客席でみんなで一緒に息を殺して見守る」という経験があまりにもこれまでの映画体験とは一線を画するもので……演劇ハイキューに通ってた頃の気持ちを思い出しました……とんでもない没入感だった。スポーツって面白いんだな〜〜!!!

 

原作読了後に"ここからは別のアニメが始まるぞ"になる件

 初見でフレッシュな楽しみ方をしたら次はまぁ漫画をね、読む訳ですよ、オタクだから。ありがとうPayPay20%還元。

 

 そして準備万端で挑んだ2試合目。本気で別のアニメかと思うレベルの「味変」が待っていました。これはさすがに震えた。

 一番の違いは「削られた台詞が勝手に脳内補完される」という体験でした。もうねぇ小暮くんが何考えてるか分かっちゃうの…「2年間も待たせやがって……」が聞こえてくるの……流川の「贋物じゃねえ」が"""理解る"""の。脳汁じょばじょば出た。超絶有名な「左手は添えるだけ」をミュートしたのもすごいジャッジだし、でもちゃんと"聞こえてくる"し、この辺の塩梅が粋だよね。

 壱劇屋という、台詞が一切ない殺陣だけのお芝居をしてる劇団が大好きなんですが、あの味付けにとてもよく似ています。台詞がなくても物語って伝わるんですよ…!!!唯一無二の観劇体験が出来るので是非一度観て欲しい〜〜!!!

 元々試合のリアリティを追求する為に、モノローグや狂言回しのほとんどをカットしてる状態だから余白がありまくるし、原作ファンだと「ここ初見で伝わる…?」って不安になると思うんだけど、大丈夫です。初見は分かんないことが分からないのでそこはクリティカルなノイズにはなりません。それでなくても試合が面白いし。

 ただ、"分からない状態"との違いを味わえるのは初見ならではの楽しみだし人生で一度きりの経験になるので、周りのオタクには「どうか予習せずに飛び込め」と伝えています。作品にそれだけの強度があるから出来ることですね。

 後半からあぐらかいて陣取る魚住に気付いたり、沢北父が最後の方で立ち上がるのが見えたりするのも楽しい。

 

ただただ絵がうまい

 語彙力無いんか???ってぐらいこれに尽きる。試合の描写の凄さもだけど、やっぱり「井上雄彦の絵が動く」という事実に勝るファンサービスはないと思います。だって……だってこのひと絵がうめえんだもん……!!それが動いたらわくわくするに決まってるじゃん!!白紙にアタリが引かれた瞬間「あっ神でもアタリって要るんすね!」みたいな謎の感慨があります。

 あのえげつない量の赤入れとそれに応え続けたアニメーター達の、泥臭いほどの制作現場を想像しては頭が下がります……でも、このとんでもないものを作るにはとんでもない量をこなす、という当たり前すぎる事実を乗り越えたのは、やはり「井上雄彦の絵」にそれだけ絶対的な価値があるからですよね。とにかくどんなシーンのどんなカットも、もれなく全部かっこいい。

 攻殻SACの落ち着いた色彩設計がすごく好きなんですけど、あれぐらい大人しいトーンでありつつ、筆感のある表現で温かみがあるのもすごく素敵です。画面がずっと贅沢。この辺の好みがぴったり一致しているところもすごく有り難い。

 とにかく金も時間も人手もめちゃくちゃかかってるのは想像出来るので、スタッフの皆さんが報われるぐらい色んな人に愛されてほしいなぁ。

 

宮城リョータが好きです

 この「宮城リョータが好き」という文章を世に出すまでに3週間と4試合と21回のふせったーを要しました。激重感情がすごいぞ。

 宮城くんが兄の死と向き合い、それを乗り越えていく過程と同時に試合が進行して、チームとしての勝利に繋がっていく脚本。どこまでも丁寧で真摯で、誰かの弱さと寄り添うことを徹底して描いていて、すごく優しいお話だと思う。

 私はドがつくニワカなので、花道くんがリーゼントだったことも途中の回想で「そういえばそうだったねえ!?」てなるぐらいの認識だったけど、宮城くん1人にスポットを当てて少しずつ感情を追える構成になっていたのがとても有り難かった。本当はもっと群像劇してる方が楽しいしそっちも好きなんだけど、「宮城の成長」と「試合の面白さ」の二軸に絞ることで、視点がバラけずに観易くなるし、ぐっと惹き込まれた。この尺、このタイミングでの映像化でやるに相応しい脚本だと思います。というかこのお話でなければ、私に「スラムダンク」という漫画が刺さることは金輪際無かったかもしれない……大前提として「スポ根」と「ヤンキー」が嫌いなので、なんなら新装再編版6巻あたりまで読むの結構ダルかった。はやく競技しれ(正直)(訛った)

 自分の身長が兄のそれに追いついて、むしゃくしゃしてたものが吹っ切れてからの宮城リョータは本当にかっこいいなぁ。どれだけ喪失感に捉われていても、バスケが好きだったから兄と繋がっていられたし、兄と繋がっていたからこそ過去に縛られてもいて。それでもなお現実と向き合う強さを持てたのは、やっぱり「バスケが好き」だからで。

 精一杯の強がりと勇気だけではきっと足りなかったと思うけど、彼にはコートの内と外に頼れる仲間がちゃんと居たから、最後は自分の口で「こわかった」と言えるほど強くなれたんだなぁと思います。あ〜〜〜宮城リョータが好きだなぁ〜〜〜!!

 

とにかく作劇が好きすぎる

 これはまぁ演出も込みの話だけど、とにかく作劇が美しくていいな…と思う。本当に「原作者じゃないと絶対成立しないジャッジ」で出来てる。原作にない宮城のエピソードを中心に据える時点で、当然足し算と引き算の必要性が同時に出てくる訳ですが、台詞同士で補強してあるので、文脈のバフがすごい……ほんとうにすごい……刺さりまくる。決して派手なワードじゃないんだけど、反芻すればするほど別の景色が見えてくる感じ。

 例えば「あいつの悔しがる顔が見てえ」は廊下で泣き崩れる沢北に向けられたものだし、竹中先輩から呼ばれた「問題児」という言葉を、宮城は花道に対して「期待の新人」という意味でかけてあげてる。

 「いつでも1on1やってやるぜ!負けたら坊主な!」に至っては「出会った時はそっちから1on1誘ってくれたじゃん」の意味だし……三井は多分気付いてないけど……あの短髪爽やかお兄さんが数年経ってグレてたらそりゃ「そのサラサラのロン毛が好きじゃねえ」って言いたくなるんすよ……!!

 赤木の言う「宮城はパスが出来ます」は、赤木にとっても頼れるメンバーが入ってくれたことの感謝の表明だし、宮城にとっても堅物の先輩が自分をまっすぐ評価してくれた喜びがある。その流れが結果的に、三井にも遠慮なく「OKパス出すっすよ」と言えてしまう信頼関係に繋がっているところも……好き……!!

 「ソーちゃんが立つはずだった場所に〜」からの、苦境に立たされた時に尊敬する監督から放たれた「ここは君の舞台ですよ」も、宮城を鼓舞する為の言葉としてはきっと最上級のものだし、相手の守備を突破できた時のカタルシスもやばい……

 モノローグが少ないからこそこれらの台詞のぐっと際立ちますが、あの2時間の中に無駄なシーンが一瞬もないし、この世で1番スラムダンクに詳しい人の指揮でなければ成立していない作品です。あまり説明しすぎない、という部分に、ファンに対しての信頼(ルビ:脅迫)を感じる。ここまで信じて託してくれるならそりゃ〜全力で応えたくなっちゃうよ。

 あとシンメの見せ方も本当に美しくて。宮城の手の所作も、冒頭はリストバンドを触ってから左手のアップ、海外に行った時のトイレでは右の手のひらのアップ。屋上では、震える拳を隠すような右手と、海岸では兄の形見をやさしく包むような左手。

 リョータが立ち直ったのは沖縄の夕暮れの西海岸で、カオルが手紙を読むのが湘南の朝日の差し込む東海岸

 試合開始前の湘北は平面を歩いているのに対し、王者山王は階段から降りてくる構図。こういう細かい所を挙げるとマッッッジできりがないんだけど全部好きだなーーー良い映画だよこれ……描写が全部丁寧……!!!

 いつも遠い目をして「この海のどこかにいる兄」のことを見ていた宮城が、勝利を掴んで喜びを爆発させたあとは嬉しそうに空を見上げているのも、「天国の兄」を想えるようになっていて……好き……こういう些細な変化がじんわり沁みてくる……

 リアリティの追求という意味では、きれいにセットされた髪は試合中にどんどん乱れてくるし、彩子ちゃんに「NO.1ガード」を書いてもらってからはリストバンドを触る回数がぐんと減るんだよね……この文字、試合終盤は汗で滲んで薄くなってるよって教えて貰ったので次はちゃんと観たいと思います。

 ここまで描写を徹底することで、ようやく井上先生の言う「あいつらがそこで生きてる」感じが出るんだろうし、妹を介して母と会話するところや出しっぱなしのマーガリンにもリアルな男子高校生の人生が現れていて、実写映画や演劇を見てるような感触があるなぁ。

 

とりあえず配信音源買うよね

 試合中の音楽も全部好きだけど、個人的にはシンセの高い音と宮城の息遣いがリンクして転校の回想に入る流れが特に好きだな〜〜〜(Alert of ozの4:10くらいのとこ!!)強がりを胸に挑んでいる試合の緊張感が、そのまま新生活での緊張に繋がっている。誘導が丁寧で良い。里帰りのとこのBLIZZARD GUNNERも、あの慟哭のあとだと吹っ切れたような清々しさがあって好き。早くサントラ売ってくれんか東映さ〜ん!!

 

そもそも"フィクションの中の沖縄"に弱い

 ハイこちら沖縄生まれ沖縄育ち情緒限界現場系オタク!!!むり!無理です冒頭に出る辺土名漁港の俯瞰カットで一撃で沈みました!!即落ちにもほどがある。そのあとの「ェー!ソータぁ!」の完璧すぎる発音なに?ありがとう安定と信頼の新垣樽助さん…あんなの新宿のド真ん中で聞く発音じゃないのよ……www

 なんかも〜〜〜地元出たら好きにならん訳がなくない……?私ちょろすぎる……??地方出身者にしかない感覚なのかなこれ。

 SK8もそうだったけど、「観光」や「基地」の絡まない「普通の生活をただしているだけの舞台」に地元が出てくるとどうしても弱い。なんなんだろうねあれ。キャラクターが一気に身近に感じられて嬉しくなっちゃう。

 厳密に言うと作中に出てくる発音は方言ではなくただのうちなー訛りなんだけど、ガチの方言は30代のわたしでもほぼ聞き取れないし、リアリティという意味でもあれぐらいの言い回しが正解だと思う。梶原岳人くんすごいです……非ネイティブであれだけ再現出来れば十分すごい…

 宮城はふらっと里帰りしてるように見えるけど、90年代ならLCCなんてないから飛行機代も高いし、多分建て替え前の小さい那覇空港だよね?高校生の彼が赴くにはちょっとハードルが高いので、それなりの決心をしたんじゃないかな。宮城リョータ…好きだなぁ…(2回目)

 どうしても自分の経験と重ねてしまうのですが、名護の桜まつりや海洋博の遊園地やオキちゃんショーに連れてってもらった思い出はきっとあると思う。湘南でも、家族3人でそういうあったかい時間を過ごしてほしいなぁ。

 ちなみに正月の帰省では姉を連れてイオンモールイカムで4試合目をキメた(し、帰りに漫画も買わせた)のですが、あそこ琉球ゴールデンキングスバチバチにタイアップしててラッピングとかあるんですね。今年はW杯が沖縄アリーナ(ライカムの近所)で観られるそうなので、作品を通して国内バスケ全体が盛り上がったら嬉しいし、ニワカオタクでもそういう気持ちにさせてくれるのがスラムダンクの凄さだと思う。

 

芝居が良い・・・

 訛りのリアリティにも繋がる話なんですけど、キャスト変えて「なるべく素の声で」というオーダーを出した井上先生のジャッジに別料金を払いたいぐらい全員の芝居が好き。というか観た後ずっと「しゅーごすごいよ……」しか言ってない。いやもう何回聞いても、仲村宗悟の声帯から仲村宗悟の声じゃなくて宮城リョータの声が出てるじゃないですか……??お前何言ってんだってなりますけど。地元の役者なのでお名前もお顔も他の役も知ってはいたんですけど、「あなたこんなにお芝居上手かったです!??!」ってなったんだよね、そこからずっとクレジットを見るたびにびっくりしています。全然慣れない。高校生として等身大のお芝居をしているので、ものすごく地味なんだけど、そこがまたすごく良い。そして、だからこそあの秘密基地での慟哭が映える。

 あと「行けそうならそのまま行っちゃえ」からの円陣とか、くだけた言い方だけど指示が的確だから、あーこいつは次期キャプテンを任されるやつなんだなって分かるところも好き。

 河田とかもさーーー「河田の顔からちゃんと河田の声するじゃん……」てなるし沢北もそう。みんなそれぞれのかっこよさはあるんだけど、ちゃんと高校生で、こどもで、部活が大好きな少年たちなんですね。ここが担保されているせいで私はすっかり湘北バスケ部の父母会の気持ち(もしくは宮城リョータの親戚)になります。

 

結局お母さんの気持ちになっちゃう

 私は未婚だし子供もいないけど、カオルのような経験をしたら、あるいはそんな女性がもし友人に居たら、とどうしても考えてしまう。この脚本における、もう1人の主人公だと思う。夫と長男を亡くして、心機一転しようとしても、結局は海の見える街から離れられなくて。なのに、ただでさえ多感な時期の次男はやたらケンカでボコボコにされたりバイクで事故ったりするし……!!

 けして完璧ではないけれど、メタ的に理想の母親像を押し付けられるでもなく、日常の中で息子の成長する姿に少しずつ救われていく彼女がとても良いなぁ。すごく凡庸で普遍的なキャラ造形なのが良い……中年おたくに刺さる……この感想が出てくる時点で「今の井上先生がやるべき脚本」が成功してる証拠じゃないかなぁと。

 リョータとぎくしゃくしたままだったカオルが、インターハイに行く前夜、兄の活躍だけではなく実は弟の可愛いところをビデオで見て涙を浮かべながら笑っている、という描写で、彼女が2人の息子をちゃんと愛していることが分かるのも良い。どっち贔屓とかじゃなくてね。この2人の関係値はどちらも悪者ではないからこそ、難しくて愛しいなぁと思える。

 試合はあんなに激しいのに、全体を通してとても静謐で繊細で、あたたかで優しい手触りの作品になっているので、観ててなんか勝手に救われた気になるんだよな…普段はもっと業の深いコンテンツを率先して啜っているような地獄脚本大好き人間なんですけど……。現実はきっともっと複雑だし、そんなに上手くいかないんだろうけども、大人になって"このスラムダンク"に出会えて、本当によかった。こんなに清々しい美談を素直に受け取れるぐらいには、自分もそれなりに歳を取れたのかなぁと思いました。

 

他のキャラの話ももっとしたい

 したいんですけど、さすがに入りきらないので困っています。漫画を読んでからというものキャラクターがみんな可愛くて愛しくてやばいですね。うそですロン毛の三井くんのことはまだ全然嫌いです。グレたのはまぁいいとして襲撃すな。人が部活を頑張ってるところを!滅茶苦茶に!!すな!!!!あとケンカ弱いならそもそも売るな!!!!本当に不良向いてないし部活に戻れてよかったね君は。

 あと赤木にしろ三井にしろ、真に孤独なキャラが全然居ないのが時代というか当時の作家性なのかなー?と思いました。みんなちゃんと友達が居てくれるのであんまり悲しくないよね。徳男や洋平もすんごい友達想いだし……ちょっとだけヤンキーのことを見直しました。

 

おわりに

 画面作りも演出も全部素晴らしいんだけど、この企画の持つ唯一無二性が全てのハードルを限界突破させるエネルギーに満ちているおかげで、他の作品どころか続編などの後の展開が全く意味を為さないことだけは残念かもしれない。同じの作れって言っても絶対無理だし、ここでしか使わないノウハウが多分……めっちゃある……!3Dアニメの新しいステージでもあるけれど、井上先生以外の絵で再現しようとしてもあんまり意味がないんじゃないかな。漫画の天才は映像を作っても天才だったわけですが、それもこれも結局は「スラムダンクだから出来ること」であり、「スラムダンクにしか出来ないこと」なんだと思います。

 本当に面白いものに出会えて感謝が止まらないのであと最低2回は行く。何回見ても新鮮に楽しめる。ここまで読んで下さった方もありがとうございました!おわります!! 

 

 

追伸

この激重コピーを見るたびに、

宮城少年の強さと弱さをつきつけられて打ちのめされています。