推しの新譜が出た。聴いた。1曲目からアホほど泣いた。こんな予定ではなかったが???そして全9曲、およそ40分。自分で引くぐらい泣き続けた。だってこんなの、あまりにも人生が乗っかりすぎていた。
めちゃくちゃ思い出話していいですか?します
月迷風影で吉良さんに出会って*1、図書館にあったZABADAKのCDをコピーして聴きまくった。田舎のショップをはしごしまくって買えたCDは「桜」と「創世記+2」の2枚だけなので、他のアルバムに出会うまで延々とヘビロテしていた。出会った時は既にnorenwake後だったため、上野さんの歌うライブに行けなかったことを死ぬほど悔やんだ。あと10年早く生まれたかった、何度も何度も何度もそう思っていた。
沖縄でもライブをやってくれた。年末のガンガラーの谷はかなり寒かったけど、暑がりの吉良さんから血気迫るオーラが見える!と思ったらただの湯気だったのも面白かった。アルバム「並行世界」にサインしてもらった。
ガンガラー日記:12/19終了 ZABADAK LIVE in OKINAWA
ギタスズで那覇にも来てくれた。会場はロフトのある小さいカフェで、壁沿いに階段があって、お客さんがぎゅうぎゅうに座ってて。吉良さんの囁くような歌声に聴き入る空間で、ああ"ここ"は"宇宙"なんだって強く感じたのを覚えている。あと、マーブルスカイのド頭でコード間違えて、お客さんから「忘れてただけですもんね」ってツッコまれてたのもよく覚えてます。この時伝えた「次は是非鬼怒さんとカタンさんも連れてきてくださいね」の言葉は、結局叶わないままになってしまった。
「ギターと鈴と譜面台と私 @沖縄 cello 2days(4月26日、27日)」決定!
遠征民時代にキネマ倶楽部に行けたのは2回だけ。最初に行けたのは30thの初日。吉良さんの演奏を観れたのは、それが最後になっちゃった。
2日目の公演時間にはもう地元に帰っていて、セトリを楽しみにTLを眺めていた。現地のフォロワーが「ライブが一時中断になった」と浮上してきて、血の気が引いた。結局ライブ自体は出演者とお客さんが一体になってやり切ったそうだけれど、この時の映像を観れるようになるのに、丸1年を要した。
2回目に行けたのは31th。訃報のあとだったので、後悔したくなかったのもあるし、この日が「生前に決まっていた公演」のラストだった。何よりゲストが意味わからん豪華さだった!!新居さんのサイトレを聴ける日が来るとはね〜!!(当時のセトリを残すマメさがないので遠慮なく人様のブログに頼ります)
その後、上京してすぐコロナになってしまったので、現場に行けたのは南青山の2回だけだった。片方はワンマンでもないし。
こみねさん「(浜松は)アンデスの産地」「木になってるのをこう(もぐ仕草」
— 氷雨 (@hisame2501) 2019年6月15日
収穫されるアンデス…
「ZABADAK Acoustic Trio Tour 2019」お知らせ | Information | ZABADAK OFFICIAL SITEameblo.jp
(なぜこのオタクはまともなライブレポを残していないのか・・・)
徐々にライブハウスが活気を取り戻すようになってからも、なんとなく遠ざけてしまっていた自覚はあった。「Nine tales」はそれを思い知らされて大号泣した。したっていうか、これを書きながらまだ絶賛べしょべしょになっている。他の推し事が忙しいのはまぁ事実だけど、音源にされたら嫌でもわかる。現行のライブメンバーも、アレンジも、本当に素敵だからこそ、吉良知彦の不在を思い知って、寂しさが爆発して泣いてしまった。1枚通しで聴きながら、前述したような思い出が大量に押し寄せてきてすっっごい困った。あの頃に、あるいはもっと先へ、感情が旅立ってゆく。それなのに時間は悲しみを癒しはしないし、全然解決してくれてない。でも"その気持ちはそのままにしておいていいんだ"と思えるアルバムになっていた。
新しいアレンジで、今の小峰さんが歌い継いできた楽曲たち。愛しくて大事な宝物たちが、9つの輝きを放っている。今の私と、今のZABADAKが同じ時間の上にあることが、何よりも大切なのだと突きつけてくる。わたしが温故知新って言っちゃったら陳腐かもしれないけど、ゆーても推しの新譜なんてなんぼあってもいいですからね!改めて、本当に良い曲ばっかりですごいなって素直に思えた。
小峰さんの歌声は力強くて美しい。民謡の唄者が持つ、"潔さ"と"あたたかさ"の両立した声だと思う。そこにあるのは、自然や、生命の輝きを識っている人の美しさだ。その美しさに裏打ちされた、素晴らしいアルバムだと思う。キャッチーな歌もので構成されていてとっつきやすいし、色んな人に届いてほしいな、これ。いやでも「これが今のZABADAKなんですね〜!」とか言われると、「もうプログレは終わりってことすか?」てなっちゃうな・・・インストプログレヤクザも現役ですので〜!!(めんどくさいオタク)
@hisame2501 レコードやCDやデータは音楽の標本ですね。生きてるのはライブで、ってあたりまえのこと言ってるのかわたしは
— 吉良知彦 (@kiraguit) 2014年7月18日
偶然だとは思うけど、ジャケ写のラベルが標本のキャプションみたいで、この言葉を思い出したのでした。ずっと支えてもらっています。週末のライブたのしみ〜〜〜。
【追記】
定時上がりでダッシュしたのでミニライブには間に合わなかったけど、なんとかサイン会の最後列に滑り込めました✌︎('ω'✌︎ )お客さんいっぱい並んでくれてありがとう リリイベ自体10年ぶりだったらしい……!
http://www.zabadak.net/information/2025/0650_20250216_live.html
ROCK in TOKYO『Nine Tales』発売記念インストアミニライブ&サイン会、たくさんのお客様に囲まれ大感謝です!ディスクユニオンのみなさまもありがとうございました。
— zabadak (@zabadakofficial) 2025年2月19日
エプロン初の #小峰公子と、マイエプロン(ネームプレート付)の #鬼怒無月 さんとのツーショット!
次は23日フル編成です〜#zabadak pic.twitter.com/fRBpHYndX2
*1:その前に上野さんに出会っているのだけど、書くとめんどくさいので省く